私が悪かったのか。。。

 
事業で思ったような結果が出ていない時、私のお会いした経営者の方々は、必ずといっていいほど自分自身を責めていらしゃいます。
 
事業をなんとかしなければいけない。
従業員の生活を守らなければいけない。
自分の家族も守らなければいけない。
毎日多くのプレッシャーに押しつぶされそうになりながら、寝不足の目をこすりつつ常にビジネスの事を考えなければならない。
 
 

もうここまできて後戻りはできない。前に進むしか

 
ここで事業をやめてしまえば、どんなに楽なんだろう。
けれど金融機関からの借入もあるし、生活もあるし、やめるにやめれない。
 
あまり見たくない銀行残高と日報を眺めながら、
思ったように動いてくれないスタッフに指示を出す毎日。
 

仕組みさえあれば、お客様に知ってもらえさえすれば。

 
 
人頼りにならないように、仕組みさえ作ってしまえば、事業がうまくいくのではないか。
 
HP、SNS、広告、とにかく拡散して知ってもらえれば、事業はうまくいくのではないか。
 
 

ビジネスは、100%必ずうまくいくという正解を私達に教えてくれません。

考えて考えて、試してみて、また考えて試してみる
その過程で、気持ちが追いつかなかったり、アクシデントがあったり、
先に進めない困難な状況に出くわしてしまう場合もあります。
 
そのような状況の時、忘れてしまいがちになることがあります。
 

そもそもなぜビジネスを始めたのか?

 
目的を達成するために行なっていた手段が、いつのまにか目的にすり替わってしまい、出口が見えない暗闇に迷い込んでしまう。
 

自分自身が目指す場所

 
私達がビジネスを行う目的は、ビジネスの正解を探す為だったでしょうか。
 
 
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4-1. 財務担当者必見! らくらく借りれる借入講座

 起業、設備投資、運転資金、事業拡大など、まとまった資金が必要な際、融資という選択肢も頭に浮かぶと思います。
融資を受けることができれば、今の手持資金以上の投資が可能になります。
ですから、まとまった資金が必要な時期に、必要な分だけいつでも融資を受けることができると理想的ですよね。
しかしながら、現実は3ヵ月後の資金不足のために運転資金の融資を申請する、
または、来期の融資を受けるために、決算書の最終数字で頭を悩まさなければいけない、
数ヶ月に一回、または年に一度は必ず融資のことで、頭を悩まさなければいけないというのは、体力的にも精神的にもストレスが溜まってしまいますよね。
今回は、どのように対処すれば融資をスムーズに行うことができるかを考えていきます。
 

原因:返済可能資産の不足

 
融資をスムーズに受けるポイントとしてよく耳にするのは、
 
事業計画書をきれいに作る
決算書をよくみせる
面談の印象を良くする
 
などがあります。
融資を受ける為のポイントとして、上記に挙げたものは非常に重要です。
ただ、融資を決めるポイントではありますが、上記で挙げたものが揃っているからといって、融資が受けられるかというと、難しい面もあります。
端的に言いますと、融資が可能かどうかは借入を返済可能かどうかで判断されてしまいます。
どんなに素晴らしい計画書でも、どんなに素晴らしい決算書でも、どんなに素晴らしい面談内容でも、借入に見合う預金や売却可能資産、もしくは確実な売上予定がなければ融資を受けることは難しいのが現状です。
(全く可能性がないとはいえないですが、限りなく不可能に近いです。)
 
では、どうすれば預金、または売却可能資産をつくることが可能でしょうか?
まず預金について考えてみたいと思います。
そもそも預金があるときはどういうときでしょうか?
預金があるときというのは、事業の運営が円滑な状態で、売掛金の回収や、資金繰りがスムーズな状態です。
また、仕入と販売の時期の差もそれほど大きく開いておらず在庫のたまりにくい環境であれば、預金が増えていくことが可能です。
 
次に、売却可能資産を作るというのはどういうことでしょうか?
資産を作るからといって闇雲に土地や建物を購入すれば良いのかというと、そうではありません。
人もいないような場所の土地や建物を購入しても、資産価値も上がりませんし、その土地を購入する資金も必要になっていまい、結局土地などを購入する資金を運営に充てればよかったとう本末転倒なことになりかねません。
ですから、売却可能資産というのは、事業の運営に役立てることができる且つ、資産価値も併せ持つものになります。
設備投資をする際は、実現したいイメージが先行してしまい、予定していた見積もりより高くなってしまうことはよくあります。
ですが、設備関係や什器は、年数を重ねれば重ねるほど、価値も落ちていきますし、売却も難しくなります。
したがって、なるべく価値が落ちていくものに関しては購入をよく考える必要があります。
あまり外観に影響しない箇所であれば、低下価格のものを使用することも良いですし、現在は中古品でも質の良いものが販売されているので、中古品で代用されるのもお勧めいたします。
ですが、決してすべて安ければ良いということではありません。
費用をかけるとこ、費用を抑えるところ メリハリをつけることが重要です。
 

 

POINT1:何も無い所にはお金は貸してくれない

 
銀行にいきなり何もなくお金を借りに行ってもお金は貸してくれません。
そんなの当たり前だと思われるかもしれませんが、ここを理解していないと、融資をスムーズに受けることは困難になっていまいます。
例えばなのですが、自分自身がお金を貸す側になった場合を想像してみてください。
全く知らない人があなたのところにやってきて、今は何もないのですが、素晴らしい計画は持っています。必ず数年後には成功しますので、お金を貸してください。
と言われた場合、「じゃあおいくらですか?すぐに用意しますよ。」と言えるでしょうか?
二度とお金が戻ってこない覚悟で、この方に投資するという場合は良いかもしれませんが、
お金を貸す側も資金の運用があり、生活もあります。
何の保証もない方に、次から次へとお金を貸していると、貸している側が破綻してしまいます。
ここから考えると、やはり訪ねてきた方の現状は知りたいですよね。
今どれくらいの資金を持っているのか。どれくらいの利益が出そうなのか。
それは、どれくらいの期間がかかるのか
仮に失敗した場合はどのように回収が出来るのか
ということを貸す側は考えます。
ポイントとしては最後が重要です。
仮に回収できない時は、どうやって回収するのかを相手は考えていますので、その証明をすることによって融資はスムーズに行われることが可能になります。
 

 

POINT2:目的にみあった借り入れを考える必要がある

 
今回融資を受ける目的は何でしょうか?
目的に見合っていない無理な融資を望んではいないでしょうか?
設備投資で借りられる金額が大きいからといって、事業に見合っていない借入をしてしまうと、返済に首を絞められる可能性も秘めています。
仮に新規事業だった場合は、売上の安定も数ヶ月は見込めない場合もありますので、その際は元金 +利息を支払わなければなりません。
 
詳しくは『新規出店の失敗しない場所選び』も併せてお読みください。
2-1:新規出店の場所は、どうやって選ぶと失敗しないか?LinkIcon
 
その場合、借入をした分は設備投資分のみで運転資金ではないので、元来持っていた資金から借入分の返済をしていく必要があります。
そうなると、売上が安定していない上に、多額の返済をしなければならないということになり、せっかく事業をより良いものにしようとしていたのに、事業を追い詰めてしまう結果隣かねません。
ですから、借入をする際は、借りた後のことを考慮して借入金額を設定する必要があります。
 

 

POINT3:助成金を利用する方法もある

 
金融機関から資金調達する方法以外にも、公的機関が実施している助成金というものがあります。
助成金であれば、金利や元本返済などもなく、募集されている審査基準を満たせば助成金を受けることができます。
ただ、実施中の助成金は公的機関が全事業にお知らせしてくれることはなく、こちら側から情報を見に行かなければ、知ることはできません。
定期的に助成金サイトなどをチェックして、自分の事業に条件が当てはまった場合、すぐに申請をされることをお勧めいたします。
提出資料などに関しても、助成金を実施している機関に相談すれば、作り方も細かく教えていただけるので、助成金を受けるために代行業者に依頼して数万円を費やしてしまうよりは、ご自分でまずは問い合わせされることをお勧めいたします。
 
助成金チェックサイト 
 
こちらをご参照ください(厚生労働省のサイトとなります)
 
 

 

POINT4:借入の代わりになるものがあるときに借りる

 
繰り返しにはなってしまうのですが、借入を行う際は返済可能かで判断されてしまいます。
ですから、借入を行うのは返済可能な資金がある時、つまり手元に資金があり、事業がうまくいっている時に借入を行うのが最善な方法です。
借入を行ったとしても、特に使うことなくストックとして置いておいて、利息と返済元金だけ支払っていく口座にすれば、急に売上があがって、仕入額をいつも以上に増やさなければいけないという状況に陥っても、先に借りていたもので、短期的に起きる資金の減少を賄えることが可能になります。
ですが、これが急に借りなければいけないとなると、新規取引銀行であれば思ったような金額の融資を受けられない場合や、支払時期までに融資が下りないといった可能性も生じてしまいます。
そういうリスクも未然に防ぐために、借りられる時に借りて準備して借入枠を作っておくという手段も有効です。
ただ気をつけなければいけないのが、借入ができたからといって、本来の目的とは別のもに資金を費やしてしまうことです。
これくらいなら使ってもいいかという甘い気持ちで、本来の目的とは違ったものに資金を投じてしまうと、いざ本当に資金が必要になった時に、資金が底をついていて、あたらに借入もできないという最悪な状況にもなりかねませんので、必ず目的通りの資金運用をされることをお勧めいたします。
 

 

事業再生コンサルタント川口貴弘のコメント

 
川口貴弘の顔写真

“借金はない方が良い”
もちろん無借金経営で、運営が何十年と安定しているに越したことはありません。
ですが、借入自体が悪いのかというと、そうではありません。
事業体によっては、借入をすることによって、大きな力を動かす流れになっていることもあります。
しかしながら、大きな力を動かした分、反動も同じように大きいのを忘れてはいけませんし
大きく動かしたら、動かし続けなければいけません。
その時にいかに依存しないで自前で動かすことができるのか。
借入というのは、事業を動かす取っ掛かりの点火装置なので、それをくれぐれも忘れないようにしないといけません。
毎回単発で点火装置を使っていたらいくらあっても足りませんので。
 
ですから、重要なのは銀行借入に依存しない体制を作ることです。
最も重要なのは借入をすることではなく、借入をした後、いかに事業を円滑に繁栄させることができるかです。借入が成功したからといって、事業が成功するとは限りません。
ですから、本来の目的『事業を良くする為の借入』を忘れることなく、運営の実態、中身の改善も同時に考えていく必要があります。


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私がしっかりお話を聴き出しますので、
愚痴をこぼすのは当事務所内だけに留めておいてくださいね ^_^

 

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